第3章 No.2 器物損壊・個人情報盗難・不法侵入
「13号に・・・イレイザーヘッドですか・・・。
先日頂いた教師側のカリキュラムではオールマイトがここに居るはずなんですが・・・」
相澤「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」
「どこだよ・・・せっかくこんなに、大衆引き連れて来たのにさ・・・。
オールマイト・・・平和の象徴・・・居ないなんて・・・。
・・・子どもを殺せば、来るのかな?」
ブン、とリーダー格っぽい・・・手を付けてる男が上を向きながら不穏極まりない事を言う。
目的は、オールマイト先生・・・?
・・・情報が足りない。“敵”達の目的がオールマイト先生だけでも意図が読みにくいのに、他にも何か目的があるのか・・・。
轟くんが冷静に今の状況を喋って、しょーさんが各自に指示を飛ばす。
さっすがしょーさん。頼りになる。
緑谷「イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の“個性”を消してからの捕縛だ、正面戦闘は・・・・・・・・・」
相澤「一芸だけじゃヒーローは務まらん」
まあ、しょーさんの力なら雑魚相手なら余裕だよね。
13号先生に私達を任せて、しょーさんは捕縛武器を展開して中央広場に向かった。
ちゃんと発動系や変形系の“個性”はもちろん異形型の“個性”も、しっかり対策をしてるしょーさんは次々と“敵”を蹴散らしていく。
緑谷「凄い・・・!
多対一こそ先生の得意分野だったんだ」
零无「いやいや緑谷くん・・・」
飯田「分析してる場合じゃない!
早く避難を!!」
「させませんよ」ゾワ)
「「!!」」
相澤「(しまった、一瞬まばたきの隙に・・・!
一番厄介そうな奴を!)」
生徒達の前にゾワリとモヤが現れる。
こいつ・・・移動系の“個性”か・・・?
「初めまして。我々は“敵”連合。
僭越(せんえつ)ながら・・・この度ヒーローの巣窟(そうくつ)、雄英高校に入らせて頂いたのは・・・平和の象徴オールマイトに、息絶えて頂きたいと思っての事でして」
零无「(やっぱそれは確定してるか・・・)」
「そしてもう一つ・・・。
“魔法”の“個性”を持っている、神和零无と言う生徒を連行する為です」
「「!!?」」
・・・・・ん?
は、私・・・・・・?????