第2章 No.1 手始めの初めまして。
[雄英高校・1-A教室]
切島「よっしゃ、教室着いたしもういいだろ!
それじゃ質問なんだけどよ、神和の“個性”ってなんなんだ?」
零无「“魔法”って言って、一言で言えば色んな属性を使えるんだ」
麗日「コスチュームカワカッコええね!
今も着けてるけどマフラーなん?」
零无「これねー、フード付きマフラーって言って私の好きなファッションアイテムだよ」
尾白(おじろ)「さっき、まるで轟達の居る場所が解ってるみたいだったよな。あれってどうやったんだ?」
零无「“魔法”で地形を把握して、温度差のある所を見つけて向かったー」
飯田「本屋で何度か君を見つけるが、何の本を購入しているんだ?」
零无「あー、懸賞雑誌。毎月3・4冊くらい買ってるかな」
葉隠「昨日の50m走でも瞬間移動やってたよね!
今日はなんで最初からやらなかったの?」
零无「昨日は移動先見えてたから。
単純にどこにでもワープ出来るんじゃなくて、見た場所ならワープ出来るからさ」
芦戸(あしど)「凄かったよーーー!
じゃあさ・・・」
私はみんなから質問を集中砲火されながら受け答えしている。なう。
ぐ、ぐう・・・オールマイト先生が聖徳太子にヘルプした気持ちが解る・・・!
それから大体の質問に答えた後、一日の授業終了の予鈴が鳴った。
放課後に突入して、そのまま緑谷くんが戻って来るまで反省会やろうぜ!って事になって戦闘訓練の反省会が始まった。
爆豪くんだけは皆止めたんだけど何も言わずに帰っちゃった。
むー・・・なんかやけに大人しいなあ。
で、今はそれぞれ反省会と言う名の感想を言いながら喋ってる。
・・・って言っても、私はこれと言って反省する事は無いんだけどなー・・・。
ほぼほぼ立ち寝してたし。
※良い子は立ちながら寝ないでネ!
轟「神和」
零无「んー?
どしたの、轟くん」
皆それぞれ会話に花を咲かせてるし、特に喋る相手も話題も無いし帰ろっかな・・・と思ってると、轟くんがやって来て声をかけられた。
え、無表情だけどなんかオーラあるぞ。
轟くんって無表情が通常装備なの・・・?
無愛想で印象こわいぞ。←人の事言えない。