第2章 No.1 手始めの初めまして。
[雄英高校・演習場]
本日ラストと言うことで、講評はモニタールームの外でする事になった。
オール「それでは、講評を始めよう!
今戦のベストは、神和少女だ!
何故か解る人は居るか?」
葉隠(はがくれ)「えーっと、相手が2人でもノーダメージで勝てたから?」
零无「んや、ノーダメージではないよ。
最後の最後で爆豪くんの攻撃掠ったし」
切島(きりしま)「いやいや・・・それほぼノーダメージと変わんねえだろ」
八百万「ダメージをほぼ受けていない事もそうですが、一つ一つの状況に冷静に対処出来ていましたわ。
一度轟さんと爆豪さんの注意を守るべき「核」から自分に移し、尚且つ攻撃も「核」には当たらないように配慮を怠らなかった。
・・・“敵”チームに関しては減点すべき行動は無かったですが、強いて言うならば神和さんが対峙しても億さずに〝「核」の回収〟を優先していた事・・・でしょうか」
シーーーーン・・・
オール「・・・・・・うむ!
相も変わらず正解!」
わー・・・。
八百万さん、よくあんな長ゼリフを噛まずに言い切れるなー。私だったら絶対噛み噛みになるわ。
これは多分今までの講評も八百万さんが答えてたな、多分。
オール「では、これにて本日のヒーロー基礎学はお終いだ!
お疲れさん!!
緑谷少年以外は大きな怪我もなし!
しかし真摯に取り組んだ!!
皆、上出来だったぜ!」
なんだかんだで長い戦闘訓練だった。
まあ、授業の内容はその先生に寄る。
しょーさんの授業は最初に説明して、極力合理的にやるし。
その後、オールマイト先生はバヒューンと走り去って行った。
・・・新幹線?←
授業終了と言う事で。
やっぱりと言うかなんと言うか、想定はしていたけどみんな私の方に集まってきた。
取り敢えず廊下でわーわー騒ぐのもアレだから、飯田くんが「みんな!気持ちは解るが廊下で騒ぐのは他のクラスの迷惑になる!教室で質疑応答しようじゃないか!」と言った。
うん、そう言う飯田くんの声も中々だと思う。
私も「あー。うん。質問には答えるからそうしよう?」と賛同すれば、それぞれ更衣室で制服に着替えて教室に向かった。