第2章 No.1 手始めの初めまして。
FIRE!!
轟「く・・・っ!
(青い・・・炎!)」
爆豪「ッッ、あ・・・っちいな!」
BOOM!
熱いとか言ってキレながらもしっかり冥怪をガードして、更に左手で爆発させながら攻撃してくる爆豪くん。轟くんも私を凍らせようとしていた氷をガードに回す。
なるほど・・・クラスのみんながザワついた理由、2人が強いからか。
これでリブート・・・連チャンで使うと威力弱まっちゃうからなあ。
※リブート・・・再起動。使用後に少し時間を開けないと使えない。
零无「(それなら・・・)
属性召喚・ウラヌス」
〝天(カイルス)〟!!
チッ・・・
ZNN・・・ッ!
轟「!
(なんだ、身体が重く・・・!?)」
爆豪「ぐ・・・っ!?」
左手を2人に向けて周囲だけ重力を重くなるようにイメージすれば、轟くんと爆豪くんはその場に踏み止まった。
けどタッチの差で爆豪くんの爆破を少し食らったからほっぺた掠っちゃったよ。
零无「・・・んー。
さすがに避けきれなかったよ、やるね爆豪くん」
爆豪「て、め・・・っ・・・!!」
零无「取り敢えず、回収っと」
ぽん
オール『ヒーロー側、WIIIN!!!』
私が「核」に触れれば、ビル内にオールマイト先生の声が高らかに響いた。
朝のアラーム以上の声量だ・・・オールマイト先生にモーニングコールされたら1発で起きれる自信あるよ。
寒かったり熱くなったりと忙しい戦闘訓練だったけど、人間にも環境にも通じるって解った。
このくらいの力なら並の人間相手に使っても十分戦える。
零无「ふー・・・」
轟「・・・・・・おい」
零无「ん?
あ、私は神和零无。
取り敢えず講評あるからモニタールーム行こうよ。
て言うか目で殺せるレベルで睨まないでくれるかな爆豪くん」
爆豪「ふざけやがって・・・!!!
てめェ・・・ッ!!」
ウラヌスは持続効果がそんなに無いから、2人の重力はすぐに戻った。
私は2人に質問される前にモニタールームに向かう。
爆豪くん、高校生とは思えないほど目つき凄い事になってるよ。