第2章 No.1 手始めの初めまして。
耳郎「上鳴とペアか・・・」
上鳴「ハズレくじ引いたとか顔に書いてるぞ耳郎・・・!」
耳郎「零无〜、誰とペア?」
零无「・・・ハズレくじ」
耳郎・上鳴「「え?」」
ん、と何にも書いてない白紙のくじを2人に見せた。
他のみんなはアルファベットが書いてるくじなのに、私の引いたくじは何も書いてない真っ白な白紙。
まあ、そうだよね。
このクラス21人だし。
奇数だからそりゃそうなるよね。
オール「むっ!
ブランクを引いたのは神和少女か」
零无「ブランク・・・白紙を英語で訳した言い方ですよね。見学ですか?」
オール「まさか!
その逆で大トリさ!
誰と組むか、誰と当たるのかは最後に解るよ!」
零无「大トリ・・・。
解りました」
要するにみんなの戦闘訓練が終わるまでは待機って事だよね。
モニターで観察するらしく、第一戦の4人以外はモニタールームに向かった。
[雄英高校・地下モニタールーム]
オール「さあ、君達も考えて見るんだぞ!」
・・・とは言われても、私の場合見ない方がいいんだよね。
・・・・・・よし。
見ずに聞かずに、バレない程度にやり過ごそう。
私のスーツ、灰色だしモニタールーム薄暗いし見えにくいよね。
私はフードを被って、目を閉じた。
・※・※・で。・※・※
オール「さて!!
それじゃラストの大トリといこうか!」
零无「(・・・・・・ん・・・。
・・・体内時計凄いな私。ピッタリ起きれた)」
オール「みんな、くじを再度確認してくれ。
アルファベットがKに変化していたら神和少女ペアと戦う相手、そしてLに変化していたら神和少女のペアだ!」
はてさて、誰と組むのかな。
て言うか、緑谷くんだけ居なくなってる・・・。なんかあったのかな?
オール「アルファベットがそれぞれ変化していた人は手を挙げてくれ!」
麗日(うららか)「あ、あのっ」
オール「ん?
麗日女子か。アルファベットが変わってたのか?」
麗日「いえ、それが・・・アルファベットが変わってたのはデクくんのくじみたいで・・・」
オール「なぬっ!?
むう・・・それは困ったな・・・」