第2章 No.1 手始めの初めまして。
[雄英高校・演習場]
オール「恰好から入るってのも大切な事だぜ少年少女!!
自覚するのだ!!!!
今日から自分は・・・ヒーローなんだと!!」
みんなそれぞれの“個性”に合わせたスーツに着替えてグラウンド-βに集合する。
わー、みんな指向性の補助とかそう言うの書いたんだろうなー。
オール「始めようか有精卵共!!!
戦闘訓練のお時間だ!!!」
って。
ここ、実技試験の時の演習場じゃん。
・・・て、言うか。
零无「・・・耳郎さん、もしかして胸のサイズ気にしてる感じ?」
耳郎「っ!??Σ」
零无「私も小さい方だし気にする気持ちは解るよ。
でもさ、ちっちゃくても立派なステータスだと思うよ」
耳郎「・・・!!!
・・・零无、あんたいい子だわ・・・!!」
思いの外感動された。
飯田(いいだ)「先生!
ここは入試の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか!?」
零无「(なんとかレンジャーに出てきそうなスーツ・・・飯田くんって正義感の塊だなー)」
オール「いいや!もう二歩先に踏み込む!
屋内での対人戦闘訓練さ!!」
外じゃなくて中で、か。
て事は建物の中での訓練をするのか。
どうやら私達は「“敵”組」と「ヒーロー組」に別れて2対2でバトるらしい。
クラスのみんながそれぞれ質問をオールマイトに集中砲火すると、オールマイトは「んんん〜〜、聖徳太子ィィ!!!」と叫んでカンペを取り出した。
オール「いいかい!?
状況設定は「“敵”」がアジトに「核兵器」を隠していて、「ヒーロー」はそれを処理しようとしている!
「ヒーロー」は制限時間内に「“敵”」を捕まえるか、「核兵器」を回収する事。
「“敵”」は制限時間まで「核兵器」を守るか、「ヒーロー」を捕まえる事」
はい、アメリカン設定あざっす。
コンビと対戦相手はくじで決めるそうだ。
まあ、現場で特定の誰かとしか連携取れなかったら大変だろうしね。
一緒になれるといいねー。とか耳郎さんに言われた。
・・・私、なんか気に入られて・・・る?