第2章 No.1 手始めの初めまして。
パッ
ピッ
記録ロボ「0秒」
・・・うん、タイムラグ無し。
連発しなきゃ授業開始ギリギリに起きてもいけるな。←
ピッ
記録ロボ「6秒24」
上鳴「っし、中学より伸びた!
んでもって神和、今のなに!?」
零无「え。
あー、瞬間移動」
上鳴「マジか!!」
ものっそい羨望の眼差し・・・。
これ、残り7種目もこんな目を向けられるのかな。
いや別に悪い気はしないんだけどしょーさんから向けられる白い目線が痛い。←
・・・はい、ダイジェストで私の結果をどーぞ。←←
第2種目︰握力→53kgw
第3種目︰立ち幅跳び→5,50m
第4種目︰反復横跳び→60点
第5種目︰ボール投げ→800m(ボールが空気中で破裂した為2回目の記録のみ)
第6種目︰持久走→10秒
第7種目︰上体起こし→56回
第8種目︰長座体前屈→50cm
ほぼ重力操作でなんとかなった。
握力と反復横跳びと上体起こしはフツーにやった。
持久走は1秒開ければ瞬間移動は連発出来た。
ボール投げでミスって破裂させちゃったらしょーさんから鬼を召喚させるレベルで睨まれた。こわ。
結論。
私、基礎身体能力割と高めっぽい。
で。
全種目終了。
途中で緑谷(みどりや)くんがボール投げやって指変色させて爆豪くんに絡まれかけたけど、しょーさんが2回目の“個性”使って捕縛武器使った。ドライアイお疲れ様。
相澤「んじゃ、パパっと結果発表。
トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する」
そう言ってしょーさんが静止画投影機を取り出す。
便利な世の中だ。
相澤「ちなみに除籍はウソな」
「「・・・・・・・・・!?」」
相澤「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」
零无「(わー、しょーさんてば騙されてやんのざまぁみたいな顔してる。見込みゼロなら除籍する気だったクセに)」
クラスのみんなが「はーーーーーーーー!!!!??」と絶叫する中、私は「くぁ・・・」とあくびをこぼしたのだった。
あ、ちなみに私は1位だった。
八百万(やおよろず)さんに「中々やりますわね・・・」って言われた。いやそれこっちのセリフ。