第6章 No.5 ルールはルール。
爆豪「榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)!!!!」
ガガガガガガガ・・・ッ!!!
炎と、爆炎がぶつかり合う。
マグマの中に居るんじゃないかってレベルで、熱い。
一撃一撃が、激しい。
一歩でも引いたら押し負ける。
なら、やる事はひとつ。
零无「(ありったけを・・・)」
爆豪「(込めて、打ち勝つ!!)」
ガッッッッッ・・・!!!!
・・・・・・ッゴォォッ!!!!!
・・・ぶわっ!!
マイク『ぬぉっ!?
うおお・・・両者、お互いにフルパワーで正面衝突・・・!
砂埃がその爆風で・・・見えん!
どうなった!?』
・・・両腕、ヒリヒリする・・・いやヒリヒリじゃないよこれ・・・むしろジンジンビリビリ・・・。
うー・・・やり過ぎたかな・・・。
つか、この砂埃じゃ・・・。
零无「(ゼピュロスとかやるか・・・いやでも、も少し待てば・・・・・・)」
ビィィーーーー!!!
零无「!」
ミッド「神和さん、場外!!
よって決勝戦進出・・・爆豪くん!!」
爆豪「・・・ぁあ゙ぁ!???」
零无「・・・ふぁっ!???
え、なんで!?」
場外?
じょうがい??
zyougai???!
え、いや私場外になんて・・・と。足元を見た。
・・・・・・・・・あ。
片足・・・・・・ラインから出てる・・・。
爆豪「おいコラ、マジョ女ぁ!!
テメェまさか端(はな)っからわざと場外に出て試合終わらせようとしてたんじゃねえだろうな!??」
ぐゎしっ
ぐぉぉう・・・!
爆豪くんが恐るべし瞬発力を生かして近づいてきて、私の襟首を鷲掴みにした。
め・・・目が90度・・・!!
零无「そんな訳無いでしょーが!
つーかそもそも、おんなじくらいの力でぶつかればそりゃ同じくらい吹っ飛ばされるし体重的に私の方が軽いから吹っ飛ぶ距離私の方が長くなるからね!?」
爆豪「うっせえボケコラ死ね!!!!!」
零无「生きるわ!!
私はちゃんと本気で戦ったし!
おかげで両手さっきから火傷した感じになってるからね!?」
爆豪「んなもん知るか死ね!!!!」
もうやだなにこのいじめっ子(ぐすん)