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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第8章 練習試合と一歩動いて…


『!?…』


皆が驚いた。


「火神でも歯が立たない、黄瀬の弱点が…。」

「パス回し以外、コート上で最弱の…黒子君…?」


すると、私の方を見た監督。


「もっ、もしかして…菜月ちゃん…気づいてたの…?」

「…さぁ…どうでしょう…。」


私は微笑んだ。


「っで?確かに黒子っちのプレイだけは見ても無理ッス。けど、それで何が変わるって言うんスか?」


すると、笛が鳴った。


「第1クォーター終了、休憩2分です。」

「変わるさ…!第2クォーターで吠え面かかせてやる。」


そう言い、火神は黄瀬から離れた。

全員にドリンクを渡したあと、またモップがけをした私。

黒子と火神にドリンクを渡すときに、黒子に聞かれた。


「菜月さん、気づいてて教えてくれなかったんですか?」


少しムスッとしている黒子。


「…さ、さぁ…どうだろ…。」

「…酷いです…。」

「え…あ…だ、だって…その…自分達で気づいた方が…。」

「…」


すると、黒子は私のそばを離れ、監督と日向の方へ行き、作戦を聞きに行ってしまった。。


「…き、嫌われたぁぁ…。」


私はその場でしゃがみこむ。


「んなことねーだろ。」


火神が私に言った。


「どこをどう見てそんなこと言ってんの!」

「なっ…。俺に言うなよ…。」


そして、モップがけを行っている今も、落ちこんでいる。目が合うけど、先に目をそらされる。
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