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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第8章 練習試合と一歩動いて…


「っでて…。もうしばいてるじゃないですか、笠松先輩。」


すると、何かを黄瀬に言った笠松。そして、またお腹にグーパンをくらっている黄瀬。


それから…試合が再開した。

海常高校からのボールスタートで、笠松から黄瀬へパスがとおる。


そして、ダンクを決めた黄瀬。

リングは壊れなかった。すると、また蹴りが入る。


「馬鹿野郎!!壊せっつったろーが!!」

「すいません!」

「フッ…ははっ!!」


私は笑ってしまった。


「楽しそうね、菜月ちゃん。」


監督に言われた。


「はい…っ…!とても。」(いいなぁ…笠松先輩。)


黄瀬とあんなに仲が良い人。


「俺、女の子にはあんまッスけど、バスケでお返し忘れたことはないんスわ。」

「テメェ…上等だ。」


そして、進んでいく試合。


「こっちも全開でいくぞ!!」

『おぉっ!!』


それから…どんどん進んでいく試合。


「ちょっ…何よこれ。」

「何なんだこのハイペースは…。まだ始まって3分だぞ?」


監督は何か考えこんでいた。

私も、試合を見ながら紙に書いていく。


「…」(…大体のデーターはとれた…。あとは……。)


火神が後ろの体勢からシュートを打つも、黄瀬にボールをとられてしまう。

そして、その火神の技を黄瀬がコピーする。誰にも止められず、綺麗に決まった。


「はぁ…はぁ…はぁ…。」

「…監督。」

「どうしたの?」

「…火神君、体力が…。」

「…ええ、わかってるわ。このままじゃ…。」


黒子と日向が走りながら何か話している。
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