• テキストサイズ

彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第1章 中学時代


2軍の体育館に向かった。


「あ、あの……。」

「!…//////な、何か?」


赤面する2軍の男子。


「あ…き、黄瀬君っていますか?」(な、なんか…体調悪いのかな…!?)

「え…?あ…あぁ…。」


すると、つまらなそうな顔をして、黄瀬を呼んでくれた。


「黄瀬~!」

「ん?なんスか?」

「お客さんだ。」


すると、「あぁ…。」と、キラキラスマイルを私に向けた。そして、近づいてきた。


「じゃあ。」

「あ、ありがとうございました。」

「おう。」


その人と入れ替わりに、黄瀬がこちらに近づいてきた。

私の前に立ち、用件を聞いてくれた。


「何の用ッスか?」

「あ、実は」

「あの、告白なら他をあたってくれないッスか?」

「…ん?」

「俺、そういうの興味ないんで。今はバスケやって、1軍に入ることが目的なんス!!」


両手にガッツポーズをつくると……。


「もういいッスか?練習戻りたいんで。」


そう言い、私を迷惑そうに見る。


「…失礼…ですが…モデルか何かですか?」

「え!?俺のこと知らないんスか!?」

「……全く…。」

「えぇっ!?うそぉ…。あ…でも雑誌の表紙とかによく写ってるんで、見てくださいッス!じゃあ。」

「あ、そ、そうじゃなくて…!」

「まだ何か用ッスか?」


私の黄瀬への第1印象は、【最悪】


「…征君が、1軍に来てくれ。って、言ってます。」

「…征…君…?」

「とにかく、1軍に来てくれって。」

「…!!ホントッスか!?よっしゃああっ!!」


体育館中に響いたその声。

キラキラしたその笑顔を見れたから、少しイライラはおさまる。
/ 380ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp