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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第5章 誠凛高校、バスケットボール部!


「やっぱり強い…。」

「ていうか勝てるわけなかったし…。」

「もういいよ…。」


そう言うと、降旗君の胸ぐらを掴み、火神が怒鳴る。


「もういいって、なんだそれ、おい!!」


すると、黒子が膝カックンをした。


「落ち着いてください。」

「テメェ……。」

『!?…』


すると、監督も呆れ顔、でも…一瞬にして表情がこわばる。


「…忘れてたみたいですね、監督。」

「!…な、菜月ちゃ……。く、黒子君って…いつから!?」

「…最初からいましたよ。」

「え…。」

「…彼は…影です。光があってこそ、活躍する。」

「…?」


監督は頭にクエスチョンマークを浮かべる。


「…見てればわかります。」


そして、黒子もパスを始める。


「すいません、適当にパス貰えませんか?」

「は…?」

「頑張れ!あと3分!」


黒子にパスを出した土田君。


「な…はいっ……え…?今…どうやってパス通った…?」


日向が混乱している。監督も驚き、試合に釘付けになった。そして、私を見る。


私は微笑む。


「うおおっ!!」

「いけ、黒子!」

「げっ…!?」


私は嫌な声を出す。


「…」(これは……ヤバイ……。)


黒子がボールを持ち、ゴールに向かってドリブルをしていく。そして…レイアップ…。


ガンッ!!


『!?…』


「だから弱ぇ奴はムカつくんだよ!!ちゃんと決めろ、タコ。」


そして、試合は1年の勝ちとなった。


「…お疲れ様。」

「ありがとうございます。」
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