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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第5章 誠凛高校、バスケットボール部!


「え?ミニゲーム?」

「先輩といきなり?」

「覚えてるか?入部説明の時に言ってた去年の成績。1年だけで、決勝リーグまで行ってるって…。」

「マジで!?」

「普通じゃねーぞそれ。」

「ビビるとこじゃねぇ。相手は弱いより強ぇ方が良いに決まってんだろ。いくぞ。」


監督の笛で始まる1年対2年の試合。


3年生がいないらしく、2年生の日向順平が主将。


火神がジャンプボールをとり、1人でどんどん点を取っていった。


「うわぁ…マジか今のダンク。」

「すげぇ…。」

「!…」


監督も驚いていた。


「…凄い…。」(でも……大輝の方が…凄かった……。)


そう思うと、落ちこんでしまう。


「…」(!…今は試合に集中!!)

「とんでもねぇな、おい。」


日向がそう言った。それからも、どんどんダンクを決めていく火神。止まらない。


いつの間にか、1年は11、2年は8。という点数になっていた。


「1年にここまでおされるとはな…。」

「はぁ…はぁ……つか、火神だけでやってやがる…。」


黒子もボールを持つけど、とられてしまう。


「高っ!」

「もう火神止まんねぇ…!」


笛を吹く監督。


「そろそろおとなしくしてもらおうか。」

「スイッチ入ったか。」


すると、火神に3人のマークがついた。


「!…3人…。ボールを持ってなくても…2人…。」


どんどんおされていく1年生。いつの間にか、点数は逆転されていて、15対31。
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