第5章 誠凛高校、バスケットボール部!
「僕は……影だ。」
「!…」
ビリビリと…全身が痺れていくのがわかった。
やっぱり……。
「…ありがとう…。」
私はそう呟いた。でも、その呟きは、夜空へ消えていった。
「すみません、帰りましょうか…。」
「…うん。」
「お前…誰だよ…。いつからそこに?」
「…ずっといました。」
「…アンタも帝光中出身かよ。」
「はい。」
すると、私を睨むように見た。
「キセキの世代っつーのは、どんな奴らなんだよ。」
「え…?」
「アンタならわかるだろ。」
「…っ…それは…。」
「火神君、菜月さんをあまりいじめないでください。」
私を抱きしめる黒子。
「!…て、テツ君…。」
「く、黒子…お前…何やってんだ…。」
「す、すみません…今日はもう帰ります。」
私はそう言い、黒子を連れて、家に帰った。
そして…次の日の部活。