第23章 嫌な予感
ちなみに、日向と木吉の過去の話はまだ続きがあった。
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「今日の相手は霧崎第一。出来たばかりで時間のないウチは、練習時間のほとんどをオフェンスに使って、RUN&GUNスタイルでここまで来たわ。けど、今までどおりじゃ勝てない。それほどの相手よ。最初から仕掛けて、こっちのペースに持ち込む!わかった!?」
『おう!!』
「…それなんだが…。」
「!…」
「ちょっと試したいことがあるんだ。ぶっつけ本番になっちまうけどな。」
「えっ…。」
「ま、楽しんでこーぜ!」
そして始まった試合。伊月から木吉へパスが渡る。
「っ…。」
木吉がなんとか相手を抜こうとするも、マークが外れておらず、抜けなかった。木吉は後ろにいる日向にパスを出した。そして日向がシュートを打った。綺麗に決まった3Pシュート。
「うおおおっ!決まったぁ!!」
「ナイスパース!!」
本当に心強い。
第4クォーター、残り3分49秒、81対71で誠凛が勝っている。
ビーーッ!!
「メンバーチェンジ?」