第23章 嫌な予感
「つーわけだ。っておい、あんまりしんみりすんなよ。ただの昔話だ。お前らが気に病むことじゃねぇ。」
歩きながら話を聞いていた。
「…ただ…。」
日向が止まった。
「木吉と一緒にやれるのは今年だけだ。悔いは残したくないと思ってる。」
「…」(木吉先輩…。)
それから、家に帰った。
「ただいま。」
誰もいない家。正直寂しい。
「…お母さん、まだ帰ってきてないんだ…。」
私は部屋着に着替えて、ご飯を食べようとした。その時だった。
♪~
「!…電話…?」
スマホを見るとそこには……
「緑間真太郎」