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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第22章 リベンジ


「104対104で、両校引き分け。礼!」

『ありがとうございました!!』


皆、控え室に戻った。


「…あれ…。」

「…どうしたの?テツ君。」

「…2号がいません。」

「…え?」


一緒に探しに行くことにした。そして2号がいたのは……。


「すみません、その犬、ウチのです。」


黒子がしゃがむと、すぐに黒子の元へ走ってきた2号。


「あれ…?」

「テツ君に菜月!」

「黒子っち!菜月っち!」

「黒子…それに菜月…。」

「皆さん…んっ…どうしたんですか?」


2号に顔を舐められている黒子を見て、桃井が赤面して倒れかけていた。


「桃っち!」

「あ、いた。真ちゃん!」

「くだらん、俺はもう帰るのだよ。」

「あれ、行っちゃうんスか?」

「行くぞ、高尾。」

「え、いいのかよ。」


すると、少し歩いて止まった。


「黒子。ウィンターカップで、またやろう。」

「はい。」


桃井をおんぶしている黄瀬。そしてそれぞれ分かれた。


「…」(真君と話したいけど…また…今度にしよう…。)

「ワンッ!」

「!…2号…。」


私に飛びついて来た2号。
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