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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第22章 リベンジ


「すげぇ…どっちも1歩も譲らない…。」

「あぁ…こんなゲーム、そうそう見られないぞ…。」

「…終わらないでほしいな…。」

『え?』


降旗が言った。


「あっ…その…。」

「1年、声出てないぞ!」

『はっ、はい!!』


第4クォーター、残り30秒。103対102。ギリギリだった。


「うおおおっ!!」


大坪がシュートを決めた。


「よぉし!大坪!!」

『うおおおっ!!』

「時間ないぞ!」

「攻めろー!」

「!…」


伊月がボールを取られてしまった。


「!…」(このままだと…向こうのボールになっちゃう!)


でも、そのボールを取った人がいた。


「黒子!」

「いかせねぇ!!」


高尾が黒子の方へ走っていくも……。


「なら、力ずくで通ります!」

「!…」(バニシングドライブ!)

「よしっ!!」

『よっしゃ!!』

「バニシングドライブ!」


そしてそのボールは……


「木吉先輩!」

「ナイスパスだ!黒子!」

「木吉!」

『いっけぇ!!』

「!…」

「!…木吉先輩!!」(うそ…足が…!)

「うおおっ!!」

「させるか!鉄心!!」


緑間がそのボールを防ごうとした。


「!…」


木吉がそのままゴールリングへ入れようとした。でも緑間の指先が当たり、入らなかった…が、緑間の体が木吉とぶつかり、笛が鳴った。


「ディフェンス!プッシング!秀徳6番!フリースロー、ツーショット!」

『わーーっ!!』
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