第22章 リベンジ
「クソッ…こんなに違うのか…緑間が変わると…。」
「!…」(確かに……真君……笑ってる…。)
私はつい微笑んでしまった。すると、コート内で走っている高尾と目があった。
「!…」
「…」
高尾は私に微笑みかけると、また走っていった。
「なんでッスかね…あの人と戦ってから、周りに頼ることは弱いことじゃなくて、むしろ、強さが必要なことなんじゃないかって思うんス。」
「…やっぱ凄いなぁ…菜月は…。」
『わーーっ!!』
「監督。」
「え?」
「今なら、いけると思います。新しい、ドライブ。」
ピピッ!ビーーッ!
「やっと出てきたか。」
「頼む。」
「この流れを変えてくれ!」
黒子がようやくコートに出た。
「待ってたぜ、黒子。」