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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第20章 紫色の…


皆、黒子の話を聞いて微笑んでいた。


「だから僕は、バスケが好きだし、みんなバスケが好きな、誠凛が好きです。」

「…フッ…。」


木吉も微笑んでいた。


『ちーす!』


誠凛に着くと、さつきが走ってきた。


「テツ君!」


服のクマさんが伸びきっている。


「桃井さん?」

「くっ…クマさんが!!」

「テツ君…!」


さつきは黒子に抱きついた。黒子は衝撃で尻もちをついてしまった。


『え…!え…!えぇっ!?』


さつきに泣きつかれている黒子。


『…』(とりあえず黒子、死ねばいい…。)

「はい、どうぞ。」


皆でさつきの話を聞くことになった。でも私は、濡れた服を着替えるために更衣室に行った。


「…」


誰もいない更衣室。凄い静かで、いろいろ考えこんでしまいそうになる。


「…」


さつきがここに来た理由が気になる。でも、なぜか聞く気になれなかった。


「…はぁ…。」


服を着替え、濡れた服をバッグにしまった。少し更衣室で休んでいこうと、ベンチに座った時だった。

携帯が鳴った。


「!…」


画面を見ると、そこには……


「もし…もし…?」

「……久しぶりだな、菜月。」


ガクガクと震える体。でも…この着信を、無視することは出来なかった。




















































「……赤司…君…。」
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