• テキストサイズ

彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第1章 中学時代


「征君、お疲れ様。」


そう言い、スポドリとタオルを渡す。


「あぁ、ありがとう。」


汗だくで疲れきっていると思うのに、私に微笑んでくれた。


「うん。あ、真ちゃん。さっきのシュート凄かったね!はいタオル、お疲れ様。」

「あ、あぁ…。」


タオルを受け取り、汗を拭く2人。


「スポドリ、ここ置いておくね。あ、大輝!」

「ん?おっ!菜月!」


疲れているはずなのに、走って駆けよってくる青峰。


「お疲れ様、今日も輝いてるね。」

「それ、褒めてんのかよ。」


私の頭をクシャッ…!と撫でる。


「これ、スポドリとタオル。ちゃんと汗拭かないと風邪ひいちゃうよ?」

「お前は母親かよ、ははっ!サンキュ。」

「いいな~、菜月。」

「桃井…。」

「さつきって呼んで!」

「…さ、さつき…?」

「はいっ!」


さつきはご機嫌。


そして、2年生になった。虹村が家の事情でバスケ部を辞めたあと、赤司が主将、緑間が副主将になった。


『お願いしますっ!!』


1軍の練習が始まった。


「黒子君、連れてきました。」


さつきが黒子君、という人を連れてきた。

水色の頭をした、身長の低い色白の子。


それから……。


「菜月~!スポドリなくなった~!」

「え!?こ、濃かった?」

「いや?んなことねーけど、疲れちまって。」


青峰が言った。私は新しいスポドリを渡した。


「おうっ、サンキュ!」
/ 380ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp