第17章 夏合宿と…
「!…」
黒子が緑間と1on1をした。でもすぐに高尾に取られ、高尾が緑間にパスを出し、3Pシュートが決められてしまった。
「よし!」
「よっしゃ!」
「…」(相変わらず…真君のシュートは綺麗だな……あ…また真君って言っちゃった…。)
緑間と黒子が何かを話していた。その内容がよく聞こえなかった。
それから……。
練習が終わり、お風呂に入った。
「ふぅ…いい湯だった…。」
ちょうど、お風呂から上がったとき、火神が上裸の汗だくのまま戻ってきた。
「ん、風呂入ってたのかよ。」
「う、うん。大我君は今終わったの?」
「おう。体育館戻ったら誰もいねぇし…。」
「お疲れ様。」
「サンキュ。髪の毛、ちゃんと乾かさねーと、風邪ひくぞ。」
「あ、うん。」
私の横を通り過ぎていった火神。彼の足を見つめた。
「…」(誠凛のメンバーの分…買ってきただけじゃ…こんなにはならないはず…。)
もの凄く鍛えられていた足。きっと、秀徳の人達の分まで買ってきていたのだろう。