第17章 夏合宿と…
「しっかしボロいねぇ…ホントにここに泊まるのかよ。な~んか出そうな感じ。」
「うるさいのだよ高尾。」
聞き覚えのある声がした。鏡を見ると、黒い髪の人と、緑の髪で、メガネをかけた人が通った。
『…』
「…って…あれ…?」
「げっ…!」
「げっ…!」
「どうも、お久しぶりです。」
「なぜここにいるのだよ!」
緑間が火神を指さして言った。
「…」
私は歯を磨いていた。
「そらこっちのセリフだよ!」
「秀徳は昔から、ここで1軍の調整合宿するのが伝統なんだと。」
「それがお前らはバカンスとは、良い身分なのだよ!その日焼けはなんだ!」
「バカンスじゃねーよ!」
「え…。」
「…ぺっ…。」
私は水を口に含んで水を吐き出した。
「ちょっと!もうみんな食堂で待ってるんですけど?」
監督が返り血を浴びたような感じだった。包丁には真っ赤な液体がついており、頬にまでその液体がついている。
『!?…』
「お前の学校はなんなのだよ黒子!」
「誠凛高校です。」
「そういうことではないのだよ!」
「あれ?秀徳さん?」
私は何も言わずに食堂に向かおうとした。