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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第17章 夏合宿と…


そして、調理室に集められた私達…。

黒板には、「合宿メニュー試食会」と書かれていた。


「試食会、ですか?」

「まずいから練習しろ。なんて言えねぇだろ。」

「ちなみに、先輩達料理できるんですか?」

「そこそこ。」

「だいたいなんでも…。」

「できん!」


日向先輩はきっぱりと言った。

監督が必死に何かを切っていた。


「1番は多分、水戸部かな。黒子は?」

「ゆで卵なら負けません。」

「…」(確かに…テツ君のゆで卵は美味しい……って違うそうじゃなくて…。)

「はい!出来たわよ!カレー!」


監督が満面の笑みで私達の前に出した。

皆が視線を落とすと…そこには……。


まるごと刺さっている人参やネギ、玉ねぎやじゃがいもなどがあった。


※ここからは少し、皆の心の中の声でいきます。


『!?…』(カレー!?)

「!?…」(いやっ、まるごと!?)

「!?…」(さっきのトントントンはなんだったの!?トントントンは!)

「まあ見た目はともかく味は大丈夫よ!ただのカレーだし!」

「じゃ…じゃあ…。」

『いただきます…。』


そう言い、皆が口に運んだ。


『!?…』(まずい…!!)

「!?…」(お粥のように柔らかい米…。)

「!?…」(サラダのようにシャキシャキと火の通ってない野菜達…ていうか生肉…!)

「!?…」(そして、ルーには謎の苦味と酸味…!)

「!?…」(味の大虐殺やぁ!!)

『!?…』(しかも寸胴!!)


皆我慢して食べていた。
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