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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第13章 道のり


「やめろ津川。」


津川の肩に手を置いた岩村。


「だって…!」

「強い方が勝つんじゃねぇ…。勝った方が強いんだ。アイツらの方が強かった。それだけだ。」

「っ…!…名前教えてよ…!」

「…え…っ…。」

「名前!」

「黒子テツヤです。」

「覚えとく、絶対忘れないからな。」

「…どうも。」

「73対71。誠凛!」

『ありがとうございました!!』

「おめでとう…みんな…。」


泣いている監督の頭の上に手を置いた日向。


「…ちょっと挨拶してきます。」

「あぁ……は!?ちょっ…!待て…菜月!?」


火神の時みたいな対応をされた。


「菜月さん…?」


黒子も私の名前を呼んだ。それが聞こえなかったわけではないけど、先に津川のところへ行った。


「ありがとうございました。」

「!…え…と…。」

「誠凛のマネージャーです。」

「あ…あぁ…。」

「こちらこそ、どうも。」


岩村に言われた。


「あ…えと…とてもドキドキしました…。勝つか負けるかの試合で…。」

「…結局…負けましたけどね…。」

「津川。」

「…次は、勝ちますから。」

「…はい!でも、次も負けません。」


私は微笑んだ。


「!…//////なっ、名前…!教えてもらってもいいですか!?」

「え…あ…佐野…です。」

「下の名前!」

「菜月です…。」

「菜月…。っ…次、また会ったら、俺と」

「何やってんだ菜月。」

「!…火神君…。」

「行くぞ。」

「あ…そ、それじゃあ…。」

「…はぃ…。」
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