第2章 黄瀬と灰崎
「じゃあ、行こうか。」
「赤司君、いいんですか?」
「ああ。」
「じゃあ、行こう!」
さつきがマジバへと走っていく。
そして、ご飯を食べ、喋り、帰った。
「じゃあな。」
「おう。」
「また明日。」
「バイバ~イ!!」
「バイバイ。」
家に帰り、今日の練習をノートに記録する。
そして、ご飯を食べ、お風呂に入り、就寝。
*
次の日。
「ぬわぁぁ…部活やりてぇぇ!!」
「おはようございます、青峰君。」
「うわぁっ!!テツ!?普通に出てこいよ。」
「出てきているのですが…。」
「おはよっ!テツ君!」
「おはようございます、桃井さん。」
その様子を後ろから見ていた。まだ3人は私に気づいていない。
「おはようッス!菜月っち!」
「!…っち…?」
「あぁ、俺、認めた人には、~っちって付けるんス。」
「そ、そうなんだ…。」
「はいッス!」
「おっ、黄瀬。」
「あ!青峰っち!」
青峰のところに行ってしまった黄瀬。
「おはよう、菜月。」
「あ、おはよう、さつき。」
「早く部活やりたいなぁ…。」
「私も。」
「ふふっ!」
それから…授業を受け、お昼を食べ…やっと…やっと…部活の時間になった。
体育館に入ったとき、灰崎が来ていた。
「!…」
バスケをしている姿すら、恐怖を感じてしまう。昨日のこともあり、怖さは増す。