第3章 長男様
おそ松side
はぁーなんか変な時間に起きちゃったなぁ~
まだテレビはニュースしかやってねーし、朝飯はまだできてねーだろーし
それに、下には愛夢がいる。。
会いにくい……なんか気まずい……えっなぜかって?
昨日はあんなに皆が本音を言いまくったからね~愛夢の心はズタボロ。
俺が会いにくいように、きっと愛夢も俺達と会うのは気まずいだろう…
まぁいっか。このままぼーっとしててもなんかだるいし。
と、思いながらゆっくりと階段を下りた。
「………………」
やはり、案の定愛夢はそこにいた。
ぼーっとしながらテレビを見ている……瞬き一つせず見つめていた。
気まずい……
「……っ!……おっ……おは……ようございます」
と、愛夢は俺を見つけた瞬間背筋を伸ばし、ぺこりと挨拶をした。
その行動がなぜか愛らしく笑ってしまう。
おそ松「おはよ~」
と言いたいところだが……俺は何も言わず座る。
それを見た愛夢は悲しそうな顔をしながら下をうつむいた。
何かをぼそっといいながら……
ん?そんなの聞こえなかったに決まってんだろ~!
いやいや、誰に文句言ってんだよw
弟達は愛夢を嫌っている……かと言って俺も嫌ってる……というわけではないのだ。
あいつらにノッてあげてるだけ。
トド松は結構嫌ってて俺が愛夢に話しかけようとした時は凄い形相で見られたことがある。
あのトド松は正直びびった。。
って、今がチャンスな感じ?行動するべきなのか?
んー、まぁお兄ちゃんだし?やる時はやるんだってとこ見せないとな~
俺はバッと立ち上がり台所に向かう。
おそ松「なぁ母さん~ちょっと俺出掛けてくるわ
あっ愛夢と一緒に行ってくるから弟達には内緒な~」
と、俺は母さんに小声で話すと
「いってらっしゃい」
と、グッドサインをされた。。さて……どーしよっかな