第2章 可笑しい人
何も無い……。
あるのは家。家。家!
そして何かあったと思えば小さな公園。
公園か……小学生の頃は良く遊んだな……
と、小学生の頃、公園で遊んでいた記憶がよみがえる…
砂場で1人お城を作り、誰かにむかってはにかんでいた。
その誰かとやらは…………私の゙本当゙のお母さん……
お母さん……。。
と、前をちゃんと見ずに歩いていると……「あうっ…!!」
当然誰かにぶつかってしまった。
「おいちゃんと見て歩けよな〜!てやんでぇバーロー!」
「すっ……すいません。。」
謝っているとつい……頭に目がいってしまう。。
つるつる頭に1本髪の毛……
「ってか嬢ちゃんべっぴんさんだな〜!おいらのおでん食べに来るか??」
その人は私の顔を見るとそんな事を言い出しえずけしようとする。。
「おでん…………」
「どうだ?おいらのおでんは世界1!」
「食べたいです。。」
朝はサラダしか食べていないのでお腹が空きました……なんて言えない。。
「ほら着いたぜ〜」
「えっ。。公園から近い……」
公園のすぐそばに、そのおでん屋はあったのだ。
「そうそう。だからよくあの六つ子が食べにくんだよな〜払わないで逃げやがるんだけどさ〜!」
「えっそうなんですか!?払わないで……って事はもう警察の人とお知り合いな感じですか!?」
「いや〜見逃してやってるよ?」
見逃すだと……あぁ、そんな言葉辞書に載っていた気がするなぁ
「ちゃんと言わないとずっと払ってくれませんよ!?」
私はバンっと机?を叩きウォーターをぐいぐい飲む。
「ぷはぁ~!もう1杯!酒!強いヤツ!」
空になったコップを差し出し口を吹きながら言った。
言っておくが……水である。
「おいおい。飲みすぎはよくねぇーぞ?」
「大丈夫大丈夫~!結構私強いから」
もう一度言っておく。水である。
「酔っ払ってねーか?」
水である。
「えっ……そう?」
水である。