第2章 可笑しい人
カンカンという音を鳴らしながら「起きてください!!朝ですよー!!」
と1人階段に向かって言う私。
ちょっと恥ずかしい……。
松代さんにさっき「面白いわね」って言われてしまった。
松代さんの中では私=面白い子って思われたね。
???「何してんの……」
カンカンずっと鳴らしていると真後ろから低い声が聞こえてきた。。
あの時のように……
「っ!!!あっえっ……その……朝食が出来たので皆を起こそうと。。」
私はすぐさま、フライパンを後ろに隠し苦笑いをする。
完全見られてたね……えと。。紫色のパーカーだから一松さんかな?
一松「へー、階段に向かって言ってたから可笑しな人かと思った……」
一松さんは私の顔を伺うようにそう言いにやっと笑った。
「可笑しな人ではないですよ!!」
一松「あと、その起こし方古い……」
「……っ!!」
やはり見られていた。そして、私=可笑しな人だと完全に思われました……
一松さんはへっと笑い2階へ上がってしまった。
皆の事起こしに行ってくれたかな……
そう思いながら台所にのそのそと向かうとドタバタといううるさい音が階段の方から聞こえ6人が下りてきた。
あっ呼んでくれたんだ……。
「松代さん下りてきましたよ」
「あら、ありがと。これテーブルに置いてきてもらってもいいかしら?」
「はい。」
そして、またレベルの高いミッションを任されたのだった。。
あっちに1人で行くというだけで高レベルな気がしますぞ。。
私は大きなお皿を両手で持ち、山積みに重ねられているからあげを落とさないようにゆっくりと歩いた。
そーっと。そーっとね。落としたら多分殺される。
そして、やっとテーブルまで無事にたどり着くことができた。
「「「「「……………………。」」」」」
カラ松「おっ愛夢ありがとな。1人で持ってくるの大変だっただろ?手伝うよ」