• テキストサイズ

【ヒロアカ】世も縋ら

第6章 体育祭




何位だ…!?

いつの間にゴールしてたんだ!?

意識が朦朧としてた!


地面に膝をつき
ポケットの水を飲みきる


「ようやく終了ね、それじゃあ結果をご覧なさい!」


『!!』

パッとモニターに名前が並ぶ

私は何位だ?何位までが通過できるんだ…?


受験番号を探した時のように名前を探す

やっぱり爆豪は上位に食い込んでる

あ、それに心操くん27位

私の名前は……



『…あ』



35位…


どうなんだろうか
この順位は…

通過は…?



「予選通過は

上位43名!!!」


『!!!』

「残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい!まだ見せ場は用意されてるわ!」



よ…


良かった…


あんなにも爆豪と特訓をしたのに
予選敗退なんてしていたら…


「そして次からいよいよ本選よ!!
ここからは取材陣も白熱してくるよ!キバりなさい!!!」


取材陣、という単語にいつかの日を思い出したが
それはすぐに頭の片隅へと戻って行った


「さーて、第二種目よ!!私はもう知ってるけど〜〜〜…何かしら!!?言ってるそばから……」

「コレよ!!!!」
バンっと効果音が付きそうな勢いで
画面に大々的に文字が映る


『騎馬戦…』

今度は個人競技じゃあ無いのか


「参加者は2〜4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ!基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど一つ違うのが、先程の結果にしたがい各自にポイントが振りあてられること!」


それだと騎馬によって持ちポイントが変わってくるんじゃないか…?
だとすると…


「ポイントは下から5ずつ!43位は残念ながら0ポイント、42位は5ポイント、41位は10ポイント…といった具合よ、そして…」

私は35位だから40ポイント…

「一位に与えられるポイントは、1000万!!!!」


『!!!』

モニターを見ずとも一位が誰かはすぐに分かった

みんなの視線が集まる先
そこにはデクさんが居た


「上位の奴ほど狙われちゃうーーーー…下克上サバイバルよ!!!」

/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp