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【ヒロアカ】世も縋ら

第6章 体育祭




へぇー…と
良いことを聞いたと言わんばかりの顔をする


『……高一で既に済ましてる子の方が少ないもん』

小声で反論を試みるが
何の痛手も負わす事は出来ない


そう言えば
爆豪はどうなんだろう

どうって…まぁ
考えれば分かるか


『……あんたは手慣れてそうよね…』

神奈はまるで悪態を吐く様に言ってしまう

こんな言い方したら
なんか私が嫉妬してるみたいに聞こえるじゃんか
吐いてしまった言葉に
今更ながら悔恨の念を抱く

「は?んだよそれ」

爆豪は何処か不服そうな声を出すが
すぐにまた意地の悪い笑みを顔に出し

「慣れてるように思ったんかよ?あのキスで」

なんて言いながら
近付いて頬に触れてくる

『なっ!!』

駄目だ神奈!恥ずかしがっては爆豪の思う壺だ!!
なんて自分を律するが
どんどんと距離を詰めて来る爆豪に
一縷の期待を抱いてしまっている自分に気付き
赤面せずにはいられなかった

「いくらでもしてやるよ。テメエが望むならな」

そんな事を
鼻先が触れそうな距離で言われ
生唾を飲み込んだ

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