• テキストサイズ

【ヒロアカ】世も縋ら

第6章 体育祭




『えっちょ!!嘘やろ!!?』

「こちとら全裸だろうが関係無えんだよ!!」

『変に漢気持ってんなや!!!』


全裸で迫り来る爆豪

神奈は目を開けることすら出来ず
爆発音のする方に向け
腕でガードの体勢を取るしかなかった

『ッ!!』

殴られる!!


そう思ったが
一向に痛みはやって来ない


すると


『ぃたっ』

コツン、とおでこを小突かれ


薄っすら目を開けると
そこには爆豪が目前に佇んでおり
いつもの嫌な笑みで

「殴るかよバーカ」

『なっ!』


ムキになり
つい目を見開いてしまったが
視線の先を下に向け

やらかしてしまった事の重大さに
今更ながら報いを受ける

『〜〜ッ!!!』


声にならない悲鳴が
喉の奥でこだまする

「てめえでやっといて何照れてんだよ」

『うるっさい!良いからこれ!着て…!!』


そう、自身の制服の上着を前に投げつけるが

「…下半身隠せねえ」

『じゃあスカートでも何でもやるから!!』


パニック状態の神奈は本当にスカートを脱ぎ始める

「いや要らねえよ」

なぜ下半身丸出しの爆豪の方が冷静なんだ!?


爆豪はカバンを漁り
ジャージを取り出す


「あークソ…パンツねえと気持ち悪いな」

腕を通せなかった神奈の細い制服を持ち主に投げ返し
全身をジャージで覆う


/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp