第6章 体育祭

瞬間

爆豪が腕を爆発させて飛びかかってくる


『嘘やろお前ッ！！』
「痛えの嫌ならちゃんと避けろやァ！！」

迫り来る拳

『ーッ！！』

咄嗟に神奈はそれを右に避け
体制を整え
切返し、また向かってくる爆豪に対し
今度は真正面から突っ込む

「アホかてめえは！！！」

爆豪はそれでも振り下ろす爆発を止めることはなく

『ッごめん爆豪っ！！』
「あ"！！？」

一言断りを入れ
神奈はまた爆発を間一髪で避け
今度は爆豪の腰に縋りつく

「なっにすんだクソがああ！！！」

振り払おうとする彼の服を握り締め
舌を出す

サー…と
音を立て


爆豪の服は消え失せる


「ッ！！」


『コレで！！私の勝ちってコトで！！！』


目を必死に覆い
そう告げる




しかし




爆豪は全裸にも関わらず

また拳を上げる