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【ヒロアカ】世も縋ら

第5章 襲撃





「クソがあああ!!!」


五指が触れる直前
少し遠くで爆発が起こる


何事かと目線だけむけてしまえば

目の前には
爆豪の決死の姿が


「離せクソモブがああ!!!」

「うわ」

『ばくご…っ』



こんな時だが私は
初めて見た爆豪の個性に
感心していた

あんたらしい個性だな、と


爆豪は容赦無く死柄木の顔に向け爆発を起こす

彼は自身を庇うため、その両腕を神奈から離す必要があった


その隙をみて
爆豪は私の腰を掴み
死柄木から距離を取る



「今だ!!!」


入口から声が響いた

それを合図に
教師陣は敵に向け攻撃を再開する


「ぐっ!!!」

弾丸の雨が敵二人を襲い
ワープの個性で逃げようとする彼らを
今度はブラックホールの個性を持つ13号先生がそれを阻止する

吸い込まれる途中

「今回は失敗だったけど……






次は翔と


会わせてあげる」



『……え』



「今度は殺すぞ


平和の象徴
オールマイト」




その言葉を残し
霧に消える


残された私は
最後のメッセージに

絶望を焼き付けられた




『……翔が……敵に…?』




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