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【ヒロアカ】世も縋ら

第5章 襲撃




お弁当を食べ終え
特に話題も無く
特に気不味くも無く


ただアウェイな教室で
ボーッとしていたら


「ねぇ貴女、爆豪ちゃんの彼女?」


突然後ろから
カエルっぽい見かけの女の子が話しかけて来た
あ、カエルっぽいというのは別に貶しているとかでは無くて、なんというかマスコット的で凄く可愛い

…あれ?というかこの人今何て言った??

「あ?」
『……??』

よく分からないといった顔をする神奈にカエルっぽい女の子、もとい蛙吹梅雨は「あら?」と顔を傾げる

そして振り返り、他のクラスメイトに
「彼女ではないみたいね」と報告をした

すると周囲は…

「よく聞いた梅雨ちゃん!!」
「付き合ってねえのかよ!!何だよその距離感!!!」
「ケロ」

蛙吹の質問を皮切りに
彼らは溜まりに溜まった疑問を
ここぞとばかりにぶつけてくる

「ねぇ!名前何て言うの!?あ、わたし芦戸三奈!よろしくね!!」
『あ…よろしく…?凪山神奈です』


「俺は上鳴電気!爆豪とはどうゆう関係なん?」
『え、関係…友達、だよね?』

一応の事実確認をするが

「違えよバーカ」
『嘘やろお前…』


私たちは友達ではなかったらしいです


「爆豪照れんなって!」
「照れてねェだろ!!!」
「なあ!じゃあ何で知り合ったん!?」
「馴れ初め気になる~!」

『馴れ初めって……知り合ったのは偶々、保健室で居合わせて……ねぇ?』

返答に困り爆豪に話題を振ると

「こいつが俺を押し倒して、舐めてきやがった」
『ッ!!!』
クラス全体が黄色い声に包まれる

『ごっ誤解を生む言い方…!止めてって言ったじゃん!!』
「あ?事実だろが」


「えっちょっアンタら!そういう関係!!?」
「ただれてる…」
『誤解だって!!!』

顔を赤くしながらも、何とか弁明を図ろうと言葉を矢継早に繋げる

『お、押し倒したのは…その、下手に抵抗されるのを防ぐためで…あれ何言ってんだ……いや、だから…初めてする相手はいつも驚いて逃げようとするから……あぁなんか違うな日本語難しい…』

「やべぇ変な意味にしか聞えねぇ…」
「はじめて……」
「アホだろお前」

ここままじゃダメだ…そう思い

『百聞は一見に如かず!っ誰かケガとか、身体の不調ある人いますか!!?』

「えー?なになに??何するのー?」


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