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【ヒロアカ】世も縋ら

第5章 襲撃




お互い会話は少なく
黙々とお弁当を空にしていく

『…ねぇ、午後の授業って何するの?…ヒーロー…基礎学?』

「…知らね……前は戦闘訓練とかなにやらしたが、毎回その日に教えられっから」

『戦闘訓練とか…ケガしなかった?』

「しねえよ」

『あ、そう言えば昨日食堂で会った人、同じクラスなんじゃなかったっけ?…居ないね?食堂かな?』

「ッ知るか!!」

『ねぇ、お昼それだけで足りるの?筋肉落ちるよ??』

「コロコロ話題変えんなや!!」

『はははっ』


最近知った

爆豪をおちょくるのは、楽しい




「……クソが」


そして爆豪も、最近知った事があった




神奈の笑顔が

好きなんだと



コイツが笑ってたら
怒りとかそんなもん
何も無くなる




恋愛なんざした事ねェし
するつもりもなかったってのに


コイツに出会ったあの日から


神奈の顔が

頭から離れなくなった



俺だって流石に馬鹿じゃねえ

自分の気持ちに気付かねえフリなんざしねえ
ンな事してたらきっと
あの隈野郎に
全部持ってかれちまう


コイツがお前と付き合っていようがいまいが関係ねェ

俺は


俺がやりたいようにやる



俺が





守りたいように、守ってやる



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