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【ヒロアカ】世も縋ら

第11章 償い




恐る恐る
目を開ける

手の感触を探る

在るのかどうか

恐々と確かめる



「血でも啜られるのかと思っちゃった」


先んじて彼の軽い声が頭上からした
紛れもなく彼の声だ


『…ーーッ』


見上げると涙を浮かべ微笑む彼が目に映る
心が歓喜するより前に彼に抱きつく

ハッとして振り向き
シーツに覆われた下半身を見遣る

『っ…』



息を呑み、また恐る恐るシーツに手を伸ばす
生唾を飲み込むと同時に白い布を取り払い



大きな瞳を開かせる




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