• テキストサイズ

【ヒロアカ】世も縋ら

第10章 白紙




『あの日から……何日…経った……?』


震える声で、爆豪さんに問い掛ける



「……三日経ってる」

『三日……』


なんで、もっと早く目を覚まさなかったのよ私


……いや、そうじゃない

たぶん、いつ目覚めた所で…

それどころか、きっと

あの夜にだって……



翔の脚に手を伸ばした

途中まであるそれは、年齢通り若々しく、これからもっと、ずっと、そこにあるべきものだった


生々しい傷跡を見つめ、あの夜の事を思い出す

黒いどぶの中から、私達と同じように転送されてきた翔
体中傷だらけで、片脚を失った姿だった

だけど”血が流れていなかった”――…



そう、何者かの”治療を受けていた”のだ


/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp