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【ヒロアカ】世も縋ら

第7章 敵連合




「女子ども……ハァ…

余計な事をすればお前も
粛清対象だ…」


「下がってろ神奈…!」


お前の出る幕じゃねえと声を荒げる男を見遣れば

『っ死柄木…
あんた肩が…ッ!』


床に斬り立てられた刃が
彼の肩をばっくりと赤くこじ開けていた


敵ながら傷付いた人を放っておける性分ではない神奈は
キリッとその刃の持ち主を睨む
するとその男は何かに気付いたように
一瞬目を見開く


「!……お前は…

…そうかこいつらが主犯か」



『…?

…ああそっか』

はじめ何を言っているのか分からなかったが
恐らく表の世界では私の事がニュースか何かになったんだろう

その誘拐事件の犯人がこいつらだと


「黒霧!やれ!
早くしろ!」

「身体が動かない…!」


身悶える黒霧さんに何が起こったのか
理解が追い付かない


「おそらく、ヒーロー殺しの”個性”……」




『動きを抑える個性…?』

そんな厄介な…

早々に発動条件を特定しないと…


そう思った矢先






『……え…?』




身体が微動だに
しなくなっていた

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