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【ヒロアカ】世も縋ら

第7章 敵連合




「君たちももう時間ないよね!
同じ雄英、またすぐ会う機会はあるよ

とにかく今日は
君に出会えて良かった!

あっこれはナンパとかじゃないからね!」


「ミリオ…逸れてる……」



「じゃあ、そういうことで!
またね!!」




そう、終始元気に去っていった先輩方に

私たちは居なくなっても尚
圧倒されていた


『……ヒーロー……って、感じの人…だったね』


「そうか?」


焦凍くんは怪訝そうな顔をするけど
彼だってきっと

通形先輩の魅力は
感じ取ったはず


『…次、いつ会えるだろう……』

「…さあ」

『次会う時までには、私も通形先輩みたいに
ヒーローらしくなりたいな』

「……」


ヒーローって、個性だけじゃないんだな

人の魅力とか

人を、安心させられる力とか


そういうのも必要なんだって
あの人を見たら痛感した



『…俄然、午後の部のやる気
出て来たわ』



ぐっと拳を握りしめ

二人で会場へと向かう










はずだった












[  神奈…  ]







その声を聞いた瞬間



言いようもない程の悪寒が走った



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