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【ヒロアカ】世も縋ら

第6章 体育祭




「待てえええ!!待てって!!」


切島が爆豪に叫ぶ
その悲鳴に物間達も振り返り

「しつこいなあ、その粘着質はヒーロー以前に人として…」

「勝手すなああ爆豪ーー!!!」

構わず勢い良く飛んでいく
物間は咄嗟に味方に声を掛け

「円場!!防壁!!」
「っしゃあ!!」


待ってましたと言わんよう個性で空気を固め、バリアを張る

「ハハ!見えねー壁だ!ざまァみろ!」

「てっ!」と、それに激突する爆豪だが
そこで諦めることはなかった


ブンっと腕を振りかぶり
壁を突き破ってハチマキをぶん取る


「!?」

予想だにして無かったのか
物間は咄嗟に個性も使えなかった

「取られた!2本!」


これで無得点から685ポイントと、一気に3位に組み込む


瀬呂が巻き取り爆豪を回収する
「跳ぶ時は言えってば!!」
『ナイス爆豪!!』
「でもこれで通過は確実…」

「まだだ!!!」

「『はあ!!?』」
私と瀬呂君の声が共鳴する

切島君の頭をポカポカ殴りつけながら
彼はまだ吠える

「完膚なきまでの1位なんだよ取るのは!!」

『え…?!』
この状況ですら
貴方は尚も上を目指すの…?

「さっきの俺単騎じゃ踏ん張りが効かねえ
行け!!俺らのポイントも取り返して

1000万へ行く!!」


『〜〜ッ!!』
「ったく!」

ちゃんと私らも頼ってくれるんだね

くそう

どんどんと
彼の沼にはまって行く

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