第6章 体育祭
その後も
時間いっぱいまで作戦会議をして
そしていよいよ…
「さァ上げてけ鬨の声!!血で血を洗う雄英の合戦が今!!狼煙を上げる!!!」
プレゼントマイクの声が場内に響き渡り
それぞれのチームが今、並び立つ
「あれ!?緑谷組んでんの常闇じゃねえか!」
「だけど麗日とも組んでんから作戦に支障は無えよな?!」
予想とは外れてしまった組み合わせに心配になる切島と瀬呂
「よォーし、組は終わったな!!?準備はいいかなんて聞かねえぞ!!いくぜ!!残虐バトルロイヤルカウントダウン!!」
「3!!!」
「問題ねえ」
「2!!」
『狙うのは…』
「1…!」
START!!!
「「実質、1000万の争奪戦だ!!!」」
「てめえら走れ!!」
「お前神奈ちゃんも居んだから言葉に気を付けろよな!?」
『気遣いありがとう切島君、けど慣れてるから大丈夫!』
「爆豪お前慣れるまでこんな可愛い子に暴言吐いたのかよ?!信じらんねえぞ!!」
「うっせえ!!ごちゃごちゃ言ってねえで集中しろや!!!」
そうこう論争しているうちに
1000万は集中砲火に遭い
沈下して行くところを飛んで逃げた
『っ!爆豪!!!』
「まだだ!!!」
折角のチャンスがこんなにも早く巡ってきたのに
彼は飛ぼうとはしなかった
『なんで!!?』
「んな序盤から使ってんだ、またすぐ使う場面が来る。そんで今回はあいつらがどう対処するか様子見だ!」
この一瞬でそれを判断したのか
なんかどんどん
あんたの凄いところが分かって行くよ