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アイナナ夢

第33章 Rey25,2(大和視点)


25,2(ぐらい?)
最後以外あまり内容変わっていません



Reyのデビュー会見が今日開かれる。
けど俺たちは参加出来ないから事務所のテレビの前に集まっていた。

「本日は小鳥遊プロダクション所属、Reyのデビュー会見にお集まりいただきありがとうございます」

「始まりましたよ!」
「いいから黙って見てください」

食いつくように見ているのはリク。
あとは後ろから見ているようなもんだ。

『紹介いただきましたReyです。経験は浅いですが、精一杯歌っていこうと思いますのでよろしくお願いします』

ちゃんと喋れてるなと一安心する俺。
人前に出る事に大分慣れたみたいだ。

「10年に1人の逸材と噂されていますがそれについてはどう思っていますか?」
『そんな噂があるんですか…?』

ネットで勝手に騒がれてるネタだ。
確かに逸材ではあるかも知れねえけど、歌わなきゃただの女の子だしな。

「あながち嘘ではないけれど、Reyの歌声を聞けば納得すると思います」
『しゃ、社長…ハードル上げないでください…』

零の言葉が震えてる。
プレッシャーに潰されなきゃいいけど…。

「事実だから仕方ないよね」
「ミュージックフェスタで話題になりました性別について教えてください」
「ネットでは性別はReyと噂になっていましたが…」
『ここで言っていいんですか社長』
「いいよ」

お、ここで言うのか。
歌ってからだと思ってたわ。

『私、Reyは女性です』

「え…Reyさんが…女の子…?」
「男にしては可愛いなとは思ってましたけど」
「見ればわかるでしょう…」
「大和さんが肩入れしてたのってそう言う…」
「そういやこの前ヤマさんReyに抱きついてた…」
「OH…やはり…」

何人かは気付いてたか。
隠し通せるとは思ってなかったしな。
答えるのは後ででもいいか。

「Rey、地声で話して」
『はい…でもトーンが少し上がるだけですよ?』
「それと前髪上げて見せて」

「え、これって…」
「似てる…?」
「て言うかこれ本人じゃね?」

『は、はぁ…これ信じてないですよ。どうするんですか社長』
「Reyを分かってもらうには歌声を聴いていただく他ありません。本日初公開の新曲を聴いていただこうと思います」

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