第15章 Rey11
本当に大和さんだった。
もしかして私が出てくるのを待ち伏せしてた?
『お、おはよう…来るならラビチャしてくれればいいのに』
「それじゃあ俺が面白くないでしょ」
『そう言う問題?』
「うん」
2文字で答えやがりましたね。
と言うか…IDOLiSH7も暇じゃないと思うんだけど。
私に構ってる暇があったら活動してとは何故か言えなかった。
「目の腫れは良くなったんだな」
前髪を上げているのだからいつもより目立つのは仕方ない。
なのに指先で触って来るのは何故ですか。
『ぁ、うん…』
「お前さんに聞きたいことがあるんだけど」
『何?』
「一緒に歩いてたヤツ誰」