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アイナナ夢

第34章 Rey25,8(楽視点)




『それに今事務所で…って、あ!?』
「ん?どうした?」

電話の向こうが騒がしい。
なんて言ってるのかはわからないが。

《どーもうちの音無零がお世話になってます!!!》

なんで野郎の声がすんだよ…。
誰かと一緒にいるのか?

「誰だお前」
《IDOLiSH7リーダーの二階堂大和だけど?》
「あぁ、あの眼鏡か…それでなんでお前が零の電話に出てんだよ」
《悪い虫がついてるから取ってやってるだけだっての》

言いやがる。
こいつも零が好きらしいな。やらねえけど。

「悪い虫ってお前のことじゃねえのか?」
《…はあ?》
《なんかこれマズくないか?》
《音無さんすぐ電話切ってください》

他の声も拾ってるのか。
しかも全員男の声ってことはIDOLiSH7と一緒にいるらしい。
同じ事務所だし一緒でもおかしくはないが…。

『大和さんスマホ今すぐ返して!』

二階堂にスマホ奪われてんのか。
それにスピーカーになってるらしい。
てことは俺の声も筒抜けって事か。

《イヤだね。お前さんと八乙女の関係聞くまで返さない》
「ガキだなこいつ」
『楽言わなくていいから!!!』

俺との関係が知りたいってどこまで言ってんだ…?
それなら電話なんかじゃなく直接言いに言った方が早い。

「おう、零が困ってるみたいだし今から行くk」
『やめて!!!!!電話切って早く』

零に精一杯拒否られた。
事務所問題に発展するとか思ってんのか?

「わかったわかった。落ち着いたら連絡くれよ」

そう言って俺は電話を切った。
あいつが近くにいる限り安心は出来ねえか。
それに…はっきりした返事も聞いてない。
俺は諦めが悪いんだぜ…?





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あっさりバレる楽って言う。
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