第2章 ベンチ

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妙な女が公園にやって来た。

色白で、細い手足が弱々しくて……そして、端正な顔立ちをしていた。

美人を絵にかいたような、可憐な少女。


銀さんに頼めば、職も住まいも探してくれるだろう。もしかしたら、万事屋に住まわせるかもしれない。

彼女の安全を考えたら、公園よりはいいはずだ。


「頼んでみようか……」