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99.9%のDNA【気象系BL】

第6章 双子…【 Extra edition 】


俊介が一段と大きな口を開けて、ケーキに食らいつく。

「美味い?」

口いっぱいにケーキを頬張る姿は、まるでリスみたいで、なんだか笑えてくる。

「ここ、チョコ付いてるよ?」

「ん? どこどこ?」

唇の周りを手の甲で拭うけど、全然的外れで…

「ここだってば」

俺はカウンターから少し身を乗り出すと、俊介の口の周りに着いたチョコをペロンと舐めた。

「ちょ、ちょっと…、誰か来たらどうすんのさ…」

咄嗟に入り口を気にする俊介。

心配症なんだから…

「大丈夫だって。もう照明落としてるし、誰も来ないって…」

俺は空になった皿を水を張ったシンクに落としてからカウンターを出ると、エプロンを外した。

「このままにして、今日はもう帰ろうか?」

残った片付けは明日すればいいし、それに…

「今夜はさ、ゆっくりしよ?」

「そうだな、そうするか」

俊介もエプロンを外し、脚の流れるカウンターチェアから飛び降りた。

「あ、そう言えばさ、潤くんのお兄さんって何年生まれ?」

「確か…83年だったと思うけど?」

「じゃ、じゃあ、血液型は?」

「潤がA型だから、お兄さんもA型なんじゃない?」

聞いたことないから分かんないけど、多分ね?
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