第4章 同居…
和の両手が俺の両膝を割り、片足がソファーの背凭れに掛けられた。
「ねぇ…、今更なんだけど、電気…消してくんない?」
こんな煌々とした明かりの下で…なんて、ちょっと恥ずかしかも…
なのに和は、“やだね”と言ったきり動こうとはせず、それどころか俺のもう一方の足を引っ張り上げると、開いた足の間に顔を埋めた。
「えっ…、あっ…、か、かずっ…、んぁっ…」
何の前触れもなく後孔をペロリと舐められ、全身が甘い期待に震えた。
「か…ず、電気…」
唾液を纏わせた舌先がジュルジュルと音を立てる。
「ね…んぁっ…おね…が…ぃ…」
俺は両手を伸ばして和の頭を押しやるけど、和の頭がそこから離れることはなく…
「消さないから…。電気消したら、お前の顔、見れなくなんだろうが…。俺はいつだってお前の、その可愛い顔を見てたいんだよ…」
顔をそこに埋めたままで、和が小さく呟いた。
ああ…、和…
俺は思わず両腕で顔を覆った。
恥ずかしいからじゃない…
和の言葉に涙が出そうだったから…
なのに和ったら…
「ほら、顔見せろや…」
低い声で言うと、解れ始めた後孔に指を一本突き入れた。
「ひゃっ…」
突然のことに、油断しきっていた俺は、咄嗟に顔から腕を剥がし、和の腕を掴んだ。