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99.9%のDNA【気象系BL】

第4章 同居…


「はい、あーん…」

俺の口に、和がハンバーグを突っ込む。

この年になってまさか”あ~ん”されるなんて…

思ってもなかった…

「美味いだろ?」

「う、うん…とっても…」

ヤバいよ…
どんどん顔が熱くなってる…

なのに和の手が不意に伸びて来て、俺の唇の端を親指が掠めた。

「な、なに…?」

思わず声がひっくり返る。

「ソース、着いてたぞ?」

そう言って、ソースの着いた親指をペロリと舐めた。

ああ…
俺、もう顔から火ぃ吹きそ…

「どうした? 顔赤いぞ?」

どうした、って…
それ、俺に聞く?

「もう…、和のバカ…」

俺はグラスに残っていたジュースを一気に飲み干し、空になったグラスを乱暴にテーブルに置くと、ナイフとフォークを手に、ハンバーグを頬張った。

「なあ、とっとと飯食って家、帰ろうか?」

「えっ…?」

「ハンバーグも超美味いんだけどさ、俺、もっと美味いもん食いたくなったんだよね…」

それって、もしかして…?

「俺、お前が食いたい」

ああ…、俺もうダメ…
限界値超えてる。

「ダメか?」

ナイフとフォークを置いて、和が俺の顔を覗き込む。

それも俺が一番好きな、悪戯っ子みたいな笑顔でさ…

そんな顔されたら、俺…

「ダメ…の反対…」

って、答えるしかないじゃん…
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