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99.9%のDNA【気象系BL】

第4章 同居…


「どんなのがいい? やっぱりシンプルな方がいいかな?」

引越し費用の負担も考えて、家具選びはホームセンターですることにした。

選択肢は限られるけど、いくらか予算は抑えられるからね。

「そうだな…。あんまりケバケバしいのはあんまり好きじゃないな」

兄ちゃんの性格だから、そう言うと思ってたよ。

「あ、これなんかどう? 値段も手頃だし、座り心地も悪くなさそうだよ?」

俺が指差したのは、クラシックなデザインの茶色いソファで、触った感じも、肌触りが良さそうだし、クッションも悪くない。

「へぇ、良いじゃん。それに決めようぜ」

「うん。じゃあ、あとは…。ダイニングセットだね。小さめので良いよね?」

そう来客がある訳じゃないし、二人用で充分だ…って俺は思ってた。

でも兄ちゃんは…

「いや、4人がけのにしようぜ? 母さんや親父さんが来た時とかさ、あんまちっちゃくても困んだろ?」

そう言って兄ちゃんは頭を一つ掻いた。

「そうだね。じゃあ4人がけのにしようか」

「なあ…、何かさ俺達、新婚夫婦みたいだな?」

「えっ…?」

突然おかしなことを言い出すから、俺の顔がボッと熱くなる。

「部屋探しして、家具選びしてさ、新婚みたいじゃん?」

確かにさ、そうだけどさ…

そんな風に言われたら…照れるじゃんか…
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